秋空 - 凸凹な僕たちへ

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秋空


高校生になるまで、今の家庭に生まれたくなかったと思っていた。

父親も母親も、家に居ない。

誕生日を独りで迎えたこともある。

友達と呼べる人も右手で数える程しか。

圭祐がそのうちの一人。

見事に道を踏外した。

ヤンキーって程ではないけれど、素行はよろしくなかった。

カンニングなどというレベルの低いことに頼る様な中途半端な成績でもなく

勉強ができた分、教師も余計気に食わなかったんだろう。

どの学校にも居そうな派手で目立つタイプのグループに勝手に入れられても、

心を許せたのは圭祐を含め、右手で足りる人たち。

悪いことがしたかった訳ではなく、

そうして強がることで独りぼっちだということを忘れたかった。

自分には居場所が無いと思っていたから。

父親も母親も嫌いだった。


親の一言一言が本当に五月蝿くて仕方ない、子どもにとって。

「勉強しろ」

この言葉自体は正しい。

勉強できた方が良いに決まっている。

然し、「勉強しろ」と言われて「はい、します」という子どもは滅多にいない。

何故か。

「勉強しろ」は、勉強して欲しい親の理屈でしかないから。

勉強したくない子どもの理屈を論理的に否定できてはいない。

勉強したくない子どもの理屈を論理的に否定できない限り、

子どもが納得することはあり得ない。

何故勉強しなくてはならないのか、子どもは理解できない。

それが子どもというもの。

人間は基本的に、自分が経験したことのある事象しか認識できない。

だから親は「勉強しろ」と言う。

親は『勉強しなかった結果』『もっと勉強していたら』を身をもって知っているから。

子を想う故に出る、何とも鬱陶しい言葉。

特に父親というのは、息子に期待するもの。

父親は娘を異常に可愛がるが、

息子に対しても娘とは違った愛情を形にする。

それが『期待』なのだろうか。

自分の息子ならもっとできる。

自分を超えてもらわなくてはならない。

ある種の幻想紛いなものを抱くのだろう。


きっと俺のことを評価していなかった訳ではないんだろう。

母親は娘を『不束な娘』と称し、

父親は息子を『愚息』と称する。

身内を過大評価しない。

それが日本の文化。

然し心の内では、認めていない訳ではないんだろう。

只、過大な期待をしてしまうもの。

父親というのは。

父子というのは、何とも不器用な間柄。

鬱陶しさはなかなか変わるものではない。

然し、こういうことを少しでも心の内に置いておくと

父親の見方も違ってくるもの。

言う通りに動いてやるかと思うことも出てくる。

極偶に。


自分の愚かさを知ったし、親の気持ちも少し解った。

誕生日に家を空けたのだって、仕事の為。

親の金で生きているのだから。

中学生なんて。

償いの為に与えられた海外の土産も、

何時も好みのものを選んできてくれているという事実。

結局、親は子どもを見ていない様で見ている。

口煩いだけの様で心配している。

想っていない様で想っている。


勉強せずに遊ぶというならそれも良し。

只、その結果にも責任を持つこと。

完全に自分のお金で学校に行くのか。

否。

子どもは親に生かされている。

子どもは大人と対等ではない。

子どもは大人と同等の権利を持たない。

子どもは大人と同等の責任は果たせない。

子どもは・・・

『人間』ではない。

不完全なもの。

この僕も然り。

『子ども』の時間は残りわ僅か。

これから『人間』になっていくことができるだろうか。


今では父親と2人で映画を見に行ったりする。

母親と買い物に行ったりもする。

あの大嫌いだった人たちと。

成長はしたかな。

貴方方が期待した天下のT大には行かないことにした。

もっと勉強すれば良かったか(笑)

別の大学に行きたい意義を解ってもらえたし、納得もしてもらえた。

十分。


産み落としてくれて有難う。

毎日が希望か絶望か。

何もかも、自分次第。

誕生日も独りではない。

ブログでお祝いのコメントまで貰ってしまいました。


父さん。いい歳して悪戯電話してくるのは止めて下さい。

母さん。ハロゲンヒーターが壊れたのではなく、貴方が操作しているのは扇風機なのです。


一人は好き。

でも独りはもう嫌。

俺を変えてくれたのは、今も一緒にいてくれる友達。

今、とても幸せです。

然し、母親にそっくりと言われるのだけは今も嫌です。



コメントのお返事はまた後日に。

どうも有難うございます。

ねこまんまさんのブログにもお邪魔しなくてはね。


待ち望んだ秋晴れが心地好い。

誰だよ、俺の誕生月が微妙だなんて言ったのは。
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Author : ゆう

遂に社会人。
慢性的に眠い23歳。
詳しくは『Author』



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